アロマの楽しみ方/エッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイル
★アロマの楽しみ方のご紹介★
エッセンシャルオイル(精油) を キャリアオイル で
希釈してマッサージ(アロマトリートメント)に使用します。
キャリアオイルは、エッセンシャルオイル(精油)を均一にのばし、皮膚からの吸収を助けます。
また、芳香成分の揮発速度を遅らせ香りを長続きさせます。
濃度については、エッセンシャルオイル(精油)の種類や肌質によって調整が必要ですが、はじめは1から2%程度から、お顔は3%まで、体は最高5%までといわれています。
★ブレンドオイルをつくる
一般にエッセンシャルオイル(精油)は必ず希釈して使用します。
キャリアオイルは、このエッセンシャルオイル(精油)(精油)を薄めるのに使用するオイルで、ベースオイルともよばれます。これらを混ぜたものをブレンドオイルとよびます。
「キャリア」には「運搬」「配達」などの意味があるように、文字通り、エッセンシャルオイル(精油)を運ぶ役割をしています。
キャリアオイルには一般的に植物オイルが使われます。
お好みで2種類以上のオイルをブレンドすることもできます。
イブニングプリムローズオイル 、ローズヒップオイル、小麦胚芽油などはブレンドでのご使用がおすすめです。
精油の濃度は種類や肌質によって変わりますが、12%程度でお試しください。
☆キャリアオイル20mlとエッシャンシャルオイルでできる 2%ブレンドオイルの作り方
準備するもの)キャリアオイル、エッセンシャルオイル(精油)(精油)、ビーカー、保存用遮光ビン1)ビーカーでキャリアオイルを20ml計ります。※最初に室温20℃の水でまず20gを計ってビーカーに目盛りを付けておけばカンタン。
2) 精油0.4mlを入れ、かき混ぜます。
(精油はお好みでブレンドしてみてもいいですね)
3) 保存用の遮光ビンに移し、作成日・ブレンドレシピなどを記載しておきましょう。このときフローボトルに保存すれば、オイル使用時の液切れ抜群です。
4) また、オイルの酸化防止にはこちらがおすすめです。
ご注意)
・ご使用前に必ずパッチテストをおすすめします。
・皮膚炎などの異常がある部位には使用しないようにしましょう。
★芳香浴
室内などに精油を香らせて楽しむ方法です。
☆アロマライトを使う
火を使わないから手軽に楽しめるアロマライトがおすすめです。精油を2から6滴程度垂らして使用します。
☆ティッシュやコットンを使う
精油を1、2滴落して部屋に置いて香らせます。
☆マグカップを使う
湯をそそいだマグカップに精油を2から6滴落して香らせます。
☆スプレーや練り香を使う
オーデコロンや練り香などをつくっても香りが楽しめます。
オーデコロン(香りの濃度3から5%)の作り方
1)ビーカーにエタノール(又は無水エタノール)15-18mlと、精油3-5mlを合わせ、よく混ぜ乳化させてから、100mlの目盛りまで精製水を加えさらに混ぜ合わせます。
2)保存は、遮光ビンにスプレーヘッドを取り付けて、または携帯にはスプレー付きガラス瓶を使うのもおすすめです。
練り香の作り方
(材料)ミツロウ10g、キャリアオイル(スイートアーモンドオイルなど)60ml、精油15滴程度
1)ミツロウをキッチンスケールなどで量りビーカーにキャリアオイルとともに入れる
2)弱火で湯煎にかけ、耐熱のスパチュラなどでかき混ぜます。
3)すべて溶けたら湯煎から外し、混ぜながら冷まします。
4)乳液くらいの固さになったら精油を加えてよく混ぜます。
5)固まる前にクリーム容器に移し、固まれば完成です。保存にはガラス製のコバルトジャーや茶遮光ナンコー瓶もおすすめです。
★アロマバス
肩までしっかりつかる全身浴、腰から下だけを温める半身浴、体の一部分のみを温める部分浴(手浴・足浴など)でも楽しめます。
☆精油を天然塩や植物油などの基材に混ぜて楽しむ
1.アロマバスオイルキャリアオイル 5ml を計量スプーンなどではかり、さらに精油2から6滴を加えてよく混ぜてから使用します。
2.アロマバスソルト
蓋のしまる容器に天然塩40gに精油を2から6滴ほど加えます。
3.その他の基材として・ハチミツ・牛乳なども使用できます☆精油を天然塩や植物油などの基材に混ぜて楽しむシュワシュワが楽しい「バスボム200gの作り方」
(材料)重曹100g、クエン酸60g、天然塩35g、植物性グリセリン5ml、精油
1)重層・クエン酸・塩をボウルに入れスプーンでよく混ぜてから、グリセリンを量り加える。
2)さらに混ぜ合わせる。ここで精油を加えて混ぜてもOKですが、使用時に2-4滴落とす方が香りが長持ちします。
3)お好みの型(シリコン型など)にしっかり詰め込む。
4)一日おいて型からはずしてしっかり乾燥させて出来上がり。
★ アロマのクレイパック
クレイ(モンモリロナイト)は毛穴の奥の汚れや古い角質まで、磁石が鉄を引きつけるような働きで取ってくれます。週に1回程度のご使用がおすすめです。
(材料)クレイ(モンモリロナイト)大さじ1、精製水小さじ1、アボカドオイル小さじ1、お好みの精油2滴
1) クレイを容器に入れ、精製水を加えてペースト状になるまで練る。
2) アボカドオイルを少しずつ加えてさらに練り合わす。植物オイルはお肌に合わせてお好みのオイルをどうぞ。
3) 精油を加えて出来上がり。
★オリジナル・シャンプー
いまじんシャンプーベース(無香料の石けんシャンプー)にお好みの香りをつけてシャンプータイムを楽しみましょう。
ハーブの基材を使って、自分用のシャンプーを作ってみましょう。
さっぱりタイプのシャンプーは100mlのシャンプーベースに精油を810滴 落として混ぜ合わせます。
しっとりタイプのシャンプーは90mlのシャンプーベースとホホバ油、ツバキ油、オリーブ油、スウィートアーモンド油などの植物性のキャリアオイル 10mlをよくかき混ぜながら乳化させます(マヨネーズを作るように)、そこに精油を810滴落としてさらに混ぜ合わせます。
(材料)いまじんシャンプーベース(無香料の石けんシャンプー)90ml、ホホバオイル10ml、精油20滴
1) ホホバオイルなどお好みのキャリアオイルに、精油をビーカーに加えて混ぜ合わせる。
2) シャンプー基材を加え均一になるようにしっかり混ぜる(振ってもOKです)。
3) ボトルに移し、作成日などを記載しておきましょう。
ダメージヘアに向く精油
ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、クラリセージ、サンダルウッド、ローズウッド
ノーマルヘアに向く精油
ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、クラリセージ、サンダルウッド、ローズウッド、ローズマリー、ローズ
オイリーヘアに向く精油
ラベンダー、ベルガモット、レモン、ティートリー、ゼラニウム、オレンジ
フケに向く精油
ティートリー、ユーカリ、ローズマリー、ベルガモット
脱毛に向く精油
ローズマリー、サイプレス
★リフレッシュ系の精油
閉めきりの部屋の空気をリフレッシュ向く精油
ベルガモット、ラベンダー、ティートリー、ユーカリ
心機一転 に向く精油
ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ゼラニウム、ローズウッド
ほのぼの幸せ気分に向く精油
グレープフルーツ、ネロリ、フランキンセンス、クラリセージ
気分爽快、すっきり に向く精油
レモン、ペパーミント
頭脳明晰、シャキッとに向く精油
ユーカリプタス、ローズマリー
やる気、前向き に向く精油
ジュニパー、ローズマリー
★ハンド&ネイル・ケアに向く精油
レモン、オレンジ、ベルガモット
ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、サンダルウッド、ネロリ、ローズ
★ハンド&ネイル・ケアに向くキャリアオイル
皮膚に浸透、バリアーの役割
ホホバ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油
ビタミンA.Eで栄養補給、酸化防止
アボガド油、キャロット油、小麦胚芽油、カレンデュラ油
★アロマ・マッサージオイルの作り方
精油(エッセンシャルオイル)を、純粋な植物性のオイルでうすめてマッサージオイルを作ります。
あまりベトつかず、使用しやすい植物性のキャリアオイルは、ホホバ油、ツバキ油、オリーブ油、スウィートアーモンド油です。
お好みのキャリアオイル 10ml(さかずき一杯位)に、
目的にあわせた精油(エッセンシャルオイル)を、2-3滴落として混ぜ合わせると、マッサージオイルの出来上がり。
筋肉疲労 に向く精油
ローズマリー、ラベンダー、ジュニパー、ユーカリ
リラックス に向く精油
ラベンダー、ローマンカモマイル、イランイラン、ローズウッド、ネロリ、ゼラニウム、クラリセージ、マージョラム、サンダルウッド
ストレス に向く精油
ラベンダー、ローマンカモマイル、イランイラン、ゼラニウム、クラリセージ
不眠 に向く精油
ラベンダー、ローマンカモマイル、イランイラン、ネロリ、マージョラム
風邪ぎみに向く精油
ラベンダー、ユーカリ、ティートリー、ローマンカモマイル、ペパーミント シェイプアップ ジュニパー、サイプレス(これは、むくみや冷え性にもよいです)
肉体疲労に向く精油
ラベンダー、ジュニパー、マージョラム、ユーカリ
風邪ぎみに向く精油
ラベンダー、ユーカリ、ティートリー、ローマンカモマイル、ペパーミントなどで、背中や胸、首をマッサージする。
肩こりに向く精油
ローズマリーとラベンダーで背中や首をマッサージする。
★精油のブレンドについて
「7つの香りの系統からブレンド」
以下のとおり、同じ香りのグループに属するもの同士、または隣り合う系統同士の香りは相性がよいとされています。ブレンドの際に参考にしてみるのもいいですね。
樹脂系 | フランキンセンス、ベンゾイン |
エキゾチック&オリエンタル系 | イランイラン、サンダルウッド、パチュリー、パルマローザ |
フローラル系 | カモミール、ゼラニウム、ネロリ、ラバンジン、ラベンダー、ローズ |
柑橘系 | オレンジスイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン、マンダリン、リッツアキュベバ |
ハーブ系 | クラリセージ、ペパーミント、スイートマージョラム、レモングラス、ローズマリー、ハッカ油 |
ウッディ系 | サイプレス、シダーウッド、ジュニパーベリー、ティートリー、プチグレン、ローズウッド、ユーカリ |
スパイス系 | (カルダモン、シナモンなど) |
「3つのノートからブレンド」
また、精油の香りがもつ性格をノートといいます。
揮発しやすい順から、トップノート、ミドルノート、ベースノートとなります。
ノートを考えてブレンドすると香りが長持ちします、ぜひ参考になさってみてください。
・ トップノート:1番最初にぱっと香る、第一印象となる香りです。
・ ミドルノート:トップノートの次に香ってくる中心的な香り。トップとベースの橋渡し役。
・ベースノート:安定して持続する香りです。ブレンド全体の香りのもちをよくします。
トップノート | オレンジスイート、グレープフルーツ、ティートリー、パルマローザ、ペパーミント、ベルガモット、マンダリン、ユーカリ、リッツアキュベバ、レモン、レモングラス、ハッカ油など |
ミドルノート | カモミールローマン、カモミールジャーマン、クラリセージ、サイプレス、ジュニパーベリー、シダーウッド、ゼラニウム、ネロリ、プチグレン、スイートマージョラム、ラバンジン、ラベンダー、ローズウッド、ローズマリーなど |
ベースノート | イランイラン、サンダルウッド、パチュリー、フランキンセンス、ベンゾイン、ローズオットーなど |