ハーブ抽出の基本 |
●ハーブ抽出の基本●
★熱湯抽出
飲用もできて、一番お手軽な方法です。
紅茶をいれる要領で、熱湯にお好きなハーブを入れ、5から10分蓋をして蒸らし、成分の抽出を待ちます。茶漉しなどでハーブを取り去り、適宜使用します。
(化粧水などにする場合はそのまま冷まして、すぐに使ってください。飲用の場合も一日限りです。
保存はできませんのでご注意下さい。)
割合の例:ペパーミント 5g 熱湯 400ml
★浸出油
ハーブをオイルに漬け込んで、油溶性成分を浸出させる方法です。
温浸法が向くものと、冷浸法が向くものがあります。
香りは残りませんが、石けん用に、クリーム用に応用しやすいといえます。
漬け込むハーブは、オイルから浮かない程度にしてください。
半分くらいしかいれられない場合は、一週間後、一旦濾して残りの半分を、再度漬け込んで、また一週間置いてください。
残りのも濾しとって完成です。(いずれも冷暗所で3ヶ月程度保存できます。)
※SA051AのROE添加仕様の場合は、1L程度のオイルを購入後すぐに(目安は500gに2g)溶かしたものを、先に、作っておかれると便利です。
割合の例:カレンデュラ 20g オリーブ油 100g
またはカレンデュラ 20g オリーブ油 90ml+ 小麦胚芽油10ml
★アルコール抽出
エタノール、または 1,3-BG で有効成分を抽出する方法です。
エキスを作ってしまえば、すぐ化粧水などに配合できるので便利です。
無水エタノールの場合は、エタノール30%と精製水が70%です。
漬け込むハーブは、できるだけ細かく粉砕してください。
抽出期間は5日間です。その間、容器を一日一回よく振ります。
ハーブを濾しとってエキスの完成です。
上澄みだけを使うようにしてください。
(化粧水の場合、濃度は5%までにしてください。冷暗所で6ヶ月程度保存できます。)
割合の例:ユキノシタ 10g 1,3-BG 50g+ 水45g